カジノへ行った事がある人に伺ってみたいのですが、カジノでバカラなどのギャンブルをしている最中にふと建物内部を見渡した時、何かを不思議な力を感じませんでしたか?笑 もしも感じた事があれば、あなたの感覚はめちゃくちゃ鋭いという事です!巨大産業であるカジノ業界では、カジノ店舗内部のインテリアを効果的に使うことでお客さん達を自然と“ある方向へ”と誘っていくという心理的トリックが一般的に用いられています。皆さんは、どんなトリックかはお分かりでしょうか?
インテリア心理学
私は昔、あるカジノに足を踏み入れた途端、そのカジノの仕掛けにやられた一人です。ギャンブラーにとっては、賭け事が始まった時間では無くカジノのエントランスを潜った時点で、テンションが上がっていつもやられています。
まずは、カジノには掛け時計がないのは皆さんお気づきですか?これはカジノが昔から取り入れている戦略の一つで、少しでもお客さんに長居をさせる為のトリックなのだとか。現にこの手法はとても効果的とも言われており、多くのカジノに掛け時計が無いのはこういった理由からだ。
ファニチャーピース
豪華なカジノを訪れると、その豪華な雰囲気に一杯に飲み込まれるような感覚を覚えます。しかし、なぜあそこまでお金をかけてインテリアを導入し、豪華な作りにするのでしょう?そこには二つ大きな理由があります。1つ目は単純に儲かりまくっている為、導入する家具が高級だろうが何も問題が無いということ。そして2つめの理由が心理トリックだと言われています。
一個$150の座り心地がまあまあな椅子よりも、$5000ドルの超快適な椅子に座れば、お客さんからしても特別な待遇を受けているように感じられますよね。何より、座り心地の良い椅子であれば、一歩も店外に出ずにお金をたくさん使ってくれる可能性もあります。また、カジノホテルの客室も魅力的なところが多いです。高級な作りに関わらず、宿泊料金の低い有名なホテルが数たくさんあり、他の国では味わえなそうな特別感を感じる事ができます。
空間配置
カジノでは、家具の一部やギャンブル用具の配置までもが非常に緻密に計算されています。ゲーミングフロアは常に狭く、スロットマシンがぎっしりと並んでいるのですが、その理由もちゃんとあります。一箇所に人を纏めて置く場所を作ることで、通りすがりのプレイヤーの注目を得ることもできますし、たくさんの人がやっている安心感から自分もプレイしてみようという気持ちにさせるというトリックもあるのです。
おわりに
カジノは当然楽しく夢のある場所である反面、しっかりと、お金を使わせる方法を熟知しているプロフェッショナルがたくさんいる特殊な場所です。そう言った場所でもあまり肩肘を張らずに、純粋に楽しんでいる観光客もたくさんいるので、難しいことはそんなに考える必要はありません。