HOME > 夢織ブログ

Yumeori blog 夢織ブログ

夢織の日々を発信します。

貴族探偵と夢織の家具
6月26日(月)9時からいよいよ貴族探偵の
最終回が放映されます!

2017.6.25.Sunday



ドラマ「貴族探偵」最終回まであと1日!夢織が提供した調度品の中で、最後にとびきりのものを取り上げましょう。

マントル・クロック。あまり聞きなれない言葉ですよね。日本人にとって、時計は「置時計」「掛時計」「腕時計」ですが、ヨーロッパの上流階級の人々にとって、マントル・クロックは特別な意味があります。



邸宅の顔である暖炉を飾るマントル・ピースの付近には、はるか日本から取り寄せた陶磁器のコレクションや、家紋の壁飾り、そして豪華な置時計「マントル・クロック」を設え、客人の眼を楽しませます。写真はヴェルサイユ宮殿王妃の寝室。左下にマントルピースが見えます。胸像やブロンズの調度品が飾られています。

御前様のテントの中には、マントルクロックを中心に、左右に美しい壺が設えられていますね。このように、西洋の装飾は左右対称を旨とします。



時計には、愛らしい天使の姿が描かれた陶板や美しい花々の陶板が嵌め込まれ、黄金のブロンズ細工の果物や花々が見事なボリュームで飾り付けられています。陶板は、フランスの超高級名窯セーヴルスタイルのものです。セーヴルは、フランス国家が国賓へのプレゼントを作らせるために設立した窯です。

そして、時計の登頂部に飾られたトロフィーに描かれた女性像は、なんと、マリー・アントワネットの肖像!!!!

 

ちなみに子供たちと遊ぶ有名なこの肖像画がモチーフとなっています。
アントワネットは、数々の小説や映画に登場するフランスの女王。美貌でおしゃれ、そして悲劇的な生涯が現代においても人々を惹きつける人物ですね。アントワネットを夢見てヴェルサイユ宮殿を訪れた方も多いと思います。
超高級ブロンズ時計に、マリー・アントワネットの肖像。さすが、御前様の調度品はレベルが違いますね!ちなみに、時計の下に敷いている赤(クリムゾン・レッドといいます)い花模様の布も、ヴェルサイユ宮殿で使われているという凝りようです。

さてさて、御前様、「ケリをつける」って、いったいどういうことでしょう…???
最終回はどうなるのでしょうか!あぁ月曜日が待ち遠しい!

貴族探偵と夢織の家具
6月26日(月)9時からいよいよ貴族探偵の
最終回が放映されます!

2017.6.22.Thursday



ドラマ「貴族探偵」、夢織の家具も演出に一役買っておりますが、今回は、白熱する推理劇の中で、ちらちら見えるゴージャスな椅子についてお話いたしましょう。


椅子に張られる素材として、革・シルク・毛織物・コットンとさまざまありますが、この椅子に張られているのは、なんと刺繍だけでつくられた生地なんです!!織物ではなく、刺繍です!!しかも手刺繍です。座面も背もたれも広々と取られているので、刺繍だけの張地は凄い迫力です。


まさに、貴族趣味の骨頂!!!
凄いのは全面の刺繍だけではありません。豪華な木彫細工の背もたれや脚には、美の女神ヴィーナスを象徴するシェル(貝)文様や、完璧さを象徴するエッグ(卵)文様が豪華です。画はボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」。シェルに乗っています。



これがシェルの彫刻です。

手刺繍の椅子に腰かけるのは、選ばれた人々のみに許される特権ですね。
おのずと所作も優雅になります。最高の家具は、人を選び、人を変えてしまうんですよね…。
この椅子に腰かけた役者さんたちも、家具の持つ魔法に、あやつられていたかもしれませんね。

かのマリー・アントワネットの母で、オーストリア帝国の偉大なる母と呼ばれた、ヨーロッパ有数の名家・ハプスブルグ家の女帝マリア・テレジアは、偉大なる絶対君主でありましたが、女性の嗜みに長け、刺繍を最も得意としていたといわれています。


肖像画は少女時代のマリア・テレジア。美少女だったんですね…。



刺繍好きの女帝の庇護の元、18世紀のオーストリアでは、刺繍文化が花開き更に難易度の高い刺繍技法が生まれます。方眼状のシルクの土台に、気の遠くなるような数のステッチを加える、プチ・ポワン。フランス語でpettit pointという技法が究められました。1平方センチになんと、121から225もステッチを施します。ゆえに緻密で繊細な図案が生まれます。
ちなみに写真は夢織のプチポワンバッグです。素敵でしょ。

夢織福岡小倉本店では、6月30日(金)より7月17日まで、
プチポワン展を開催いたします。バッグから、家具まで、素敵なプチポワンご披露いたします。併せまして、ウィーンより、コサージュ作家として活躍されている野村美恵子先生をお招きして、「野村恵美子コサージュ展 ウィーンの花々」を、6月30日(金)より7月3日(月)まで開催いたします。野村先生のコサージュは、華麗でエレガントの極み。極上のシルクやベルベットを素材にされますが、なんと、ウィーンの民族衣装、「ディアンドル」の生地も使われるのですよ!!すごく楽しみですね。是非お遊びにいらしてくださいね。東京店でも7月にコサージュ展を開催いたします。詳しくは、また追ってお知らせいたします。

さあ、いよいよドラマ「貴族探偵」、6月26日(月)最終回です。あと4日…。

果たして、謎めいた御前様は、いったい何者なのでしょう?

貴族探偵と夢織の家具
6月26日(月)9時からいよいよ貴族探偵最終回です!

2017.6.21.Wednesday



ドラマ「貴族探偵」、ご覧になっていらっしゃいますか?物語は、終末に向かって急進行していますね。御前様が女探偵さんに花冠をかぶせた意味っていったい…???

さて、今回もドラマを盛り上げる豪華な家具についてお話いたします。

今回取り上げるのは、謎解きの場面で目だっているグリーンの生地のソファについてです。



こちらは、夢織の社長萬田あけみによるデザインで、1870年代イギリス製のソファに、英国王室御用達・バッキンガム宮殿で使われている生地を張り替えたものです。

100年前のソファなので、その当時の裾が広がったボリュームのあるドレスを着たご婦人が座られることを想定して作られています。ゆえに、奥行きがしっかりと取られ、座面のサイズにゆったりとした余裕がもたれています。時代を感じますね。



足元にキャスターが付けられています。これも当時のもの。お部屋の模様替えや、暖炉のそばに家族が集まる時、動かしやすくなっています。



張られている英国王室御用達の生地は、張りのあるシャンパンカラーの地に、鮮やかなグリーンのカットベルベットが、渦巻(スクロール)模様を描いています。

先端が渦巻になるスクロール文様は、古代ギリシャの柱頭にあったり、カソリック教会の最高位に君臨する司教が、権力の象徴として携える司教杖の先端にデザインされる、とっても位が高い文様なんです。



中央の人物が持っている杖の先端がスクロールです。

背もたれはイギリスの家具によく見られるボタン留めです。ボタンで留めることで、背もたれのふかふか感がアップして、とっても素敵な座り心地です。

極上の生地で張り替えた座り心地抜群のソファ。まさに御前様のような紳士の部屋を飾るに相応しい家具ですね。

さて、ストーリー10はどんな展開か??夢織のアンティークと共に白熱するドラマ展開をご覧ください。

貴族探偵と夢織の家具
6月12日(月)9時からいよいよ貴族探偵の
STORY9が放映されます!

2017.6.11.Sunday



ドラマ「貴族探偵」、STORY8ご覧になられましたか?驚きの展開、ますます相葉雅紀さん演じる御前様のミステリアスな表情に目が釘付けです!!

今週も「貴族探偵」で使われている夢織の家具について、貴族エピソードを交えてご紹介させて頂きます。

今週は、「貴族探偵」放映直後から、おかげさまで多くのお問い合わせを頂いております、
ウエッジウッドの陶板付ショーケースです。




謎解きのシーンで、チラチラ見える青いオーバル型の陶板。ブローチみたいにショーケースに付いていて、ついつい目を奪われてしまいます。



しかも美の女神ヴィーナスが、愛するご子息・愛の天使キューピッドと戯れながら天上界に遊ぶといった素敵なデザイン!キューピッドは、刺さった人は恋に落ちるという、トレードマークの矢を右手に持っています。

ジャスパーウエアを食器やトレイ、時計で見ることがあっても、家具についているのは初めて見る!とおっしゃる方がほとんどだと思います。

 
ジャスパーウエアは、ウエッジウッド創立者のジョサイヤ・ウエッジウッド(上の肖像画の人物)が、4年の歳月をかけて古代ガラス(上がウエッジウッドがお手本にした古代ガラスの壺)を陶器で再現したものです。

作陶家であり科学者であるウエッジウッドは、なんとあの「進化論」のダーウィンの祖父にあたります。生粋の科学者家系ですね。

そして、発表されたジャスパーウエアをたいそうお気に召し、陶板を付けた家具を注文してヨーロッパ各国宮廷に流行らせたのが、

 
フランス国王ルイ16世と王妃マリー・アントワネットでした!!!
気品と風格があるはずです。御前様のお部屋にこそ、ふさわしい逸品です。
この1870年代に作られた家具(陶板付ショーケース)は、当時のフランスではアントワネット・リバイバルブームだったため、その影響を受けて注文されたものでしょう。使っている木材は、ローズウッド。薔薇の花の香りがするので、名付けられた超高級木材です。貴族のお邸の家具にしばしば使われます。まさに貴族趣味の家具ですね。

今回もドラマ「貴族探偵」の家具エピソードのお話をいたしました。何気ない舞台装置も、物語があるものなんです。さすが「貴族探偵」。

ドラマもますます盛り上がってまいりました。次々とあばかれる、御前様の秘密。そして気品高い表情の向こうにある、もうひとつの顔とは………。
STORY9が待ち遠しい!

貴族探偵と夢織の家具
本日9時からいよいよ貴族探偵の
STORY8が放映されます!

2017.6.05.Monday



ドラマ「貴族探偵」、先週のSTORY7ご覧になられましたか?エピソードの驚きの急展開に、ますます目が離せませんね!
今週も「貴族探偵」で使われている夢織の家具について、御前様テイストの貴族エピソードと交えてご紹介させて頂きます。
今週は、御前様ご愛用の金のテーブルについて。



御前様の玉座に置かれている、金彩の豪華なテーブル。メイドの田中さんが淹れた極上の紅茶を、御前様が優雅に嗜まれるシーンで、紅茶のカップ&ソーサーや、お菓子のお皿が置かれているあのテーブル。何気なく置かれていますが、とっても凄いものなんですよ。



天板は大理石貼りです。貴族のお邸で使われる豪華なテーブルには、このように天板に大理石が張られているものがあります。贅沢ですよね。しかもこの大理石、選び抜かれているため、模様が美しくて、厚みもしっかりしています。



加えて、ヨーロッパでは栄光のしるしとされる月桂樹の葉(上の画のように、ナポレオン1世も皇帝になって月桂冠を頂いています)と、永遠の繁栄を象徴するアカンサスの葉が木彫されています。脚はカモシカの脚をデザインしたカブリオールレッグです。足先に蹄がついています。狩猟文化がさかんなヨーロッパ上流社会では、このような獣モチーフのデザインが好まれました。




萬田あけみ著「究極のインテリア〜ロココとヴィクトリアン」より

  

  


ヨーロッパのお城では、夜になると照明の光を極力抑えるため、金彩の家具や、シャンデリアを映し出す大きな鏡も照明の一部とされていました。御前様のお部屋の照明が暗くなると、特にこのテーブルやイギリスのお城から来た金のソファお花のスクリーン金のショーケースが浮き上がって画面を美しく演出していますね。

この家具(金のテーブル)は、1870年頃のフランスのお品です。時はナポレオン3世の第二帝政期。フランスのファッションリーダーであった、皇妃ウージェニーが、馬具屋のエルメスや旅行鞄店のルイ・ヴィトンなどを愛用して、今日のブランド文化を誕生させた贅沢な時代です。
この家具を、御前様の前に使っておられたのは、どんなお方だったのでしょう。

今週のお話いかがでした?ますます「貴族探偵」が使用している家具のこだわりがお分かり頂けましたでしょうか。

さてさて、物語は怒涛のクライマックスに向かって疾走を始めました!政宗是正とはいったい…?9時になるのが待ち遠しい!!!

ブログトップ↑