上質のマホガニーならではの光沢感と大きな円形ミラーがひときわ目立つこちらのマントルピースは、1908年のイギリスのものです。エドワーディアン様式の極めて端正で、左右対称の幾何学的なデザインが印象的です。
元々、暖炉の縁取りとして壁面に備え付けられたものですが、貴族の間では権威や富の象徴として装飾の凝ったものが作られてきました。
両サイドに設けられた小さなガラス張りのショーケースには脚が付いており、その細さには目を見張ります。上部は隠し収納になっており、蓋を持ち上げるとちょっとした小物などが収納できるようになっています。当時どんなものをここにしまっていたのでしょう。
中心には1908の年号が掘り込まれています。何かの記念にこのマントルピースをオーダーしたのかもしれません。
脚の部分には貴族のイニシャルと思われる彫刻が施されており、それだけ高貴な身分の方のお屋敷に置かれていたことを想像させます。紋章は4面すべてに入っており、それぞれ異なるイニシャルになっています。
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